No Soba No Life

連休のあとのお楽しみは

皆さまこんばんは。マスターです。
ゴールデンウィークも大変盛況でありがとうございました。
連日、必死に命を絞りながら大量生産しておりましたが、
お蕎麦は全然足りていません。お断りしましたお客様、15時までOKだろうと
思って来られて、「本日は終了しました」の看板を目にされたお客様
申し訳ありませんでした。

さて、連休の後お休みをいただいて、恒例のお参りに行きました。
高野山です。
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この日(5/8)はお天気が良く、大塔が青空に映えていました。
お泊りさせていただいて、朝のお勤めをさせていただくのは、いつもの「西禅院」です。
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連休も終わり大変静かで、他に宿泊は外人さん一組だけでした。外人さんは朝のお勤めにはこられなかったので、
私たちだけの参加になり、大変贅沢なお勤めとなりました。
お勤めのあとは朝食を済ませて、奥の院へお参りいたします。
一の橋から中の橋、そして御廟橋へ。
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お大師様にお会いしたあと、亡父の骨を納めた納骨堂をお参りします。
ここにたどり着くと、もうすっかり邪のない、きれいな心になっています。
いつも思うことなのですが、この参道を歩くことは、行きに心と体が浄化され、帰りに
お大師様とご先祖様に背中を押していただいているような気持になれるから幸せです。

実は昨年もそうでしたが、今年も高野山へお参りするときにしか、奈良、和歌山方面へは
遠出しませんので、好きなお蕎麦屋さん巡りを心掛けています。
今年も行きました。大阪は枚方市の「天笑」さんです。天笑さんでお蕎麦を食べてから
高野山へ向かいました。
天笑のご主人、西岡さんは私の大好きな蕎麦職人さんです。
できればゆっくりと飲みながらお話しをしたいな、こんな事聞いてほしいな、
なんて思ってしまう、数少ない人たちのお一人です。当方に来られても私が忙しく、
私が行ってもご主人が忙しく、なかなかそうはならないのですが、第一線でご活躍の
有名な方なのでいつも身近に感じています。
店内は写真撮影、通信機器の使用が禁止されています。お蕎麦のおいしい瞬間を失ってほしくない、
ご主人の気配りから、不本意ながら掲示されているのだと思います。私も掲示したいですね。
なので表だけ。それも、よそサイトのパクリですw。店内は細部に至るまでお洒落で気持ちの良い空間です。
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天笑さんのお蕎麦は私のお蕎麦より細いです。粗びきのお蕎麦でもしっかりつながっていますので、
細く切れるのだと思います。そしてこれほど優れた食感の粗びきを私は他に知りません。
ご自身に厳しく、蕎麦に一途で、決して愚痴をこぼさない。お蕎麦をいただくたびに、
私はご主人にそんなイメージを重ねてしまいます。ご主人とちょっとお話しをすると、
「僕は、もう二度とシンドイという言葉を口にしません!」というのが私の台詞になってしまいます。
素晴らしいお蕎麦で、お客様もたくさん来られています。今回はあまりにお忙しそうだったので、
お蕎麦を食べたらサッサとご挨拶をすることもなくお店を後にしました。
ごちそうさまでした。流石です。私も頑張ります。

そして高野山の帰りに足を延ばしたのがこのお店です。
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「玄」は初めての訪問ですが、実は昨年もこのコースを計画して、予約がとれなくて断念したのです。
ですが、ご縁があって、昨年の秋にご主人の島崎さんの方から一眞坊に来てくださいました。
私はもう10年以上も酒を断っていたのですが、その日だけは嬉しくて、一緒に飲ませていただきました。
今年はもう正月から計画を立てて、2月には予約をしてOKになりました。

玄ではつい甘えてしまって、写真を撮らせていただいて、いい年こいて、ミーハーはお客をしていました。
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魅力のある書で、毎日お品を書かれているのですね。
料理の写真はミーハーしてたらうまく撮れないのです。食べるのにも夢中ですから。
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撮れてないのもあります。すみません。
とても温かなおもてなしと、素朴で力強い思いのこもった素晴らしいお料理とお蕎麦です。
玄のお蕎麦は極細切りです。写真ではうまく伝わらないでしょうが、そうめんより少し太いかな?というのが
良い表現でしょうか、天笑さんも細切りですが、それよりもっと細い。
ここまで細いと切り蕎麦に力を失ってしまうと、常識ではそう思われがちですが、なんと!
しっかりプリプリもちもちとしています。つながっているだけでも不思議な感じがしてしまうのですが、
繊細でも剛の蕎麦、私はそんな印象を受けました。
玄の蕎麦粉は島崎さんがすべて手で石臼を回して作られます。毎4~5時間は玄蕎麦とお話しをしながら
一人で向き合っておられます。
「自分の手で石臼を回すことで、色々な情報を玄蕎麦から得ています。」とご主人。
その思いと情熱がしっかりと細い切り蕎麦に吹き込まれていて、感動するというよりも
人の想いが心にしみ込んでくるお蕎麦、そんな思いがしました。
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ご主人の島崎さんはとても温厚でやさしい方です。
ですが、探求心の強い前向きな方で、常に精進という言葉がぴったりこられると
私は勝ってに思ってしまいます。
ある雑誌で、島崎さんのことを「関西の蕎麦のお父さんのような方」と書かれていたのを
記憶しています。正にそんな方です。
お蕎麦というのは作り手そのものの姿をしているようだな。なんて思ったりします。

帰りは私たちが見えなくなるまで見送ってくださいました。
そっと、島崎さんが背中を押してくださっているような思いがしました。
感謝。合唱。




  1. 2017/05/17(水) 23:15:37|
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一眞流裁ち切り蕎麦、一眞坊の店主です。よろしくお願いいたします。

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