No Soba No Life

金継ぎ

今年も残りわずかとなりましたですね。

みなさま、いかがお過ごしでしょうか。

師走に入ると一眞防にもゆっくりとした時間が流れるようになります。

なのにです!やってしまいました。パッキーンと。小生ではないのですがね。コレダ~
DSC03118.jpg
実はこれ5つに割れているのです。接合している最中に、そや~!これブロネタにいけるやん^^ってことであわてて

カメラを出してきました。割れたのは小皿です。末晴窯の西畑正作。結構なお気に入りで、もりそばの小に使っています

こういうのを派手に割ると、割った本人も落ち込みますし、たいへんイヤ~な空気が漂うものなのですが、一眞防には

金継師がいるのですよ^^。そう、小生であります。なのでドンマイ・ドンマイ済みますし、私

が「こりゃ金継ぎが楽しみやね~」と言うと、すっかり和みます^^。で、どうやってくっつけるのか。
DSC03119.jpg
陶器の破片を金槌で細かく砕いた粉と漆を混ぜ合わせて、「サビ」というパテのようなものを調合して乾かしながら傷

を埋めていきます。
DSC03120.jpg
ほら、よく見ないとわからないくらいに復元できます。ここから充分に漆のパテを乾かしてから傷口の表面をさらに漆で

コーティングしてあげます。このときに色を合わせるか、この場合だと透明な漆でコーティングをしてあげればそれが

「とも継ぎ」で金粉で傷を装飾してあげたものが「金継ぎ」です。このお皿の状態で「とも継ぎ」をすればよくよく

観察しなければわからないくらいに復元できるのですが、あえて今回はというか、ほとんどの場合私は「金継ぎ」の

手法を用います。

割れてしまったこと、傷ついたこともこのお皿の年輪です。その傷に勲章をあげるような気持ちで私は金継ぎをします。

そしてこうなります
DSC03124.jpg
裏がコレダ~
DSC03125.jpg
ここからさらにこの器を使い込んでいくと傷が器に馴染み、とても美しくなります。

傷を負って歴史を刻み、自信に深みを増し、それが力強い優美な輝きを見せてくれる。私は金継ぎをした器が大好きです

そういう器を見ていると、人も失敗したり、怪我をしたり、病気をしたり、その度に誰かに助けられ、支えられて歴史

を刻む金継ぎの人生を送っているのだと気がつきます。ならば傷を隠すこともない。それを美徳とすることもできるのだ

と、そんな事を思ったりします。
  1. 2013/12/19(木) 22:13:16|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<年越しそば | ホーム | 紫の水菜>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://sobaskey.blog.fc2.com/tb.php/15-70fad345
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

sobaskey

Author:sobaskey
一眞流裁ち切り蕎麦、一眞坊の店主です。よろしくお願いいたします。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

未分類 (16)
仕事 (14)
料理 (1)
お漬物 (4)
coffee (4)
器 (2)

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR